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「時間配分」無効のムービングクロッキー

2006年のはじめから、ムービングを取り入れたクロッキー会からのお誘いを受け描き始めた。ハマりました。
クロッキーの時間感覚」でも少し触れたが、描く時間が紙の上にそのまま残る感覚が強調される。それはナゼなのか、と考えると、紙の上の時間を描き手がコントロールできないからなのである。

クロッキーをやっている方々には常識的な話なのだと思うが、「5分間ポーズ」と言った場合は5分間の使い方は描き手の自由である。「5分間で5枚描く」、「4分間観察して1分で描き上げる」という計画、また、無意識のうちに構図を決めたり形や光を探ったりする時間配分、出来上がりをイメージして、そこに至る作業の時間配分をしている。それは「5分間ポーズ」は5分の間ポーズが変わらないという約束があるから出来ることだ。

ムービングはそれとは異なる約束で成り立っている。いま参加している会では、その約束は「10分間」ということだけで、動き方その他はすべてモデル側にまかされている。優秀なモデルさんたちは、それぞれの得意ワザをくりだしながら個性をもった身体表現を行う。描き手にできることはそれに反応することだけである。いわゆる「時間配分」はできない。わかるのは「残りあと何分」だけだ。クロッキーが「短い時間で描く人体デッサン」ではない、ということを強く意識させられるのである。

これも、だから何なのだ、という話であるが。

フローイング・スペース クロッキー会のご案内(東京都)

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