« 2006-10-04 21:26 生田付近 | トップページ | 「作品ハント」 »

画面サイズ

どのような大きさの、どのような比率の紙に描くのかという問題がある。
大きさや比率によって構図が決まる(「無茶な構図」も含めて)し、描く側の身体の動き方、画材も変わる。紙の大きさに対峙し、1:1の原寸大で身体を動かして線を描く。ここがコンピュータを使ったドローイングと大きく異なるところだ。コンピュータには理屈上の原寸大はあるかもしれないが、マウスを数センチ移動するだけで理屈上の10メートルの線を引くこともできる。紙と手ではそうはいかない。1メートルの線を引くには、鉛筆やコンテを紙の上で1メートル移動させなければならない。

電車内クロッキーではバイブルサイズの手帳を使う。ペンの持ち方はいろいろだがほとんど手首から先の動きで描ける。裸婦クロッキー会ではF6号の紙。これは主に肘から先の動きになる。今年になってさらに大きい「木炭紙大」(65cm×50cm)の紙を使ってみた。これを床に置き、立ったまま描けるように棒の先にオイルパステルをくくりつけて描く。こうなると肩から先、あるいは全身の動きだ。これが「ものすごくいい気持ち」なのである。棒は約90センチの長さで、これは自分の手が90センチ延長された感覚だ。長さ90センチの鉛筆、という感じはしない。この延長された腕は、自由自在に画材を操れるわけではなく、線に対しての意識が強調される。「あららら...」と思わぬ線が出現することもある。つまり「無茶な構図」プラス「無茶な線」という無謀な試みでもある。

小さいほうはハガキとか3×5インチカードくらいまで使ったことがある。いま試みようとしているのは名刺サイズのクロッキーである。これはもう手首も動かさず、指先だけで描こうと考えている。専用の道具を開発中(笑)。

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